表紙のおっさんが、いかにもクレイジーさを醸し出しているこちらの本。
ただラッシーを手に持っているだけのおじさんなのに、クレイジーな本の顔にさせられるなんて本人も思ってもいないだろうけれど。
衝撃的な内容の数数の中から、タイトルだけでヤバそうなな章を幾つか紹介しよう。
ピラミッドに登ってリンチされる
ラオスで警官隊に襲撃される
シリアマフィアに監禁される
さあ、別室へ・・・
ヨルダンの睡眠薬遊び
エロの牙城「ナナホテル」
フィリピンでゲイにやられました
全体の6分の1くらいをピックアップしてみた。
タイトルでそそられるが内容はもっと面白い。
これだけの体験をたった一人で全部くぐり抜けてきてまだ海外の刑務所に入っていないこと、生きていることが奇跡に感じられる内容だ。
面白いけど決して真似はしたくないし、真似はしないで欲しい。
先に断っておくが、彼は何か偉業を成し遂げようとしているわけでもなく、貧困を打開すべく未開の地へ赴いているわけではない。(と思う)
基本的にこの本の内容はマリファナ(大麻)と売春にうつつを抜かした作者が巻き込まれる騒動を描いているので、低俗といえば低俗、だけど女性の私が読んでも面白いし、自分では知ることが出来ないその国の一面を知ることができるのはいい。
体験談の語り自体もとても読みやすく、表現力も豊かで「この人は何者なんだろう?作家なのかな?」と経歴を探ってみた所、とんでもない著書を発見した。
治験バイトは私の彼氏(NEET)もたまにやっているが、ここまでの強者はかつて聞いたことがない。
ますます八雲氏の生態が気になるこの頃だ。
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