難しく考えないでまずは行動!ファームジョブを探すコツ5つ in Australia

日本人は比較的消極的で職探しがヘタだと現地で痛感したので、ちょっとでも手助けになる記事を書いてみます。

 

よく見かけるこんな日本人

何をしたらいいか分からないから、日本語が通じる業者に仲介を依頼する

高い仲介料・紹介料を払って現地に来る日本人をよくみかけました。
しっかりした業者もあるかもしれませんが、多くの場合、ファームがたくさんある町のアコモデーション(キャラバンパークやバックパッカー宿などの宿泊施設)に連れて行かれるだけのようでした。
アコモデーションが仕事の斡旋を行っていて、仕事の空きが出れば紹介してもらえる仕組みです。
こういったアコモデーションは他と比べて宿泊料が高く設定されていますし、毎日の送迎代も5ドル前後取られます。
ここに連れてこられた人たちの多くは交通手段を持ち合わせていないので、仕事が無くてもなかなか出て行くことが出来ず、ひたすら待ち続けることになります。

 

何も分からないから、語学学校で一緒だった人にくっついて行く

これは良い手段でもありますが、ただくっついて行くだけの人にはならないようにしましょう。
表立った喧嘩にならなくても、裏でいがみ合っているグループを沢山見かけました。
仲のいいカップルでも、気の合う友達でも長旅をしていれば喧嘩が増えます。
それを知り合って数週間程度の仲間とすればギクシャクするのは目に見えています。
そしてグループになると必ずリーダー的存在ができてきますが、ワーホリの場合、車を所有している人の権限が当然強くなってきます。
くっついて行っている以上、車の持ち主の決定には逆らえないので、段々と不満が募るでしょう。

ただし、車の有無はかなり重要なファクターです。
自分で購入する予定がないのなら、車が有る人と行動しないと、好条件の仕事を見つけるのはかなり難しいです。

 

日本人が集う掲示板・サイトにばかり書き込み・閲覧している

当然ですが、オージーのファーマーさん達は日本語の掲示板に求人募集なんか載せません。
けれど日本語でばかり探している人がいます。
ごく稀に、自分が日本に帰るから代わりに働きませんか?なんて書き込みがあるかもしれませんが、本当に稀です。
そういった掲示板は、本当に必要な情報は乏しく、無知な日本人をカモにしようとしている仲介業者の掲示で溢れています。

 

1日で諦めてしまう

悪徳ファームには早く見切りを付けるのも大事です。
ですが、1日働いただけで「ここはダメだ」と判断して去って行く日本人があまりにも多すぎる気がします。
慣れていない作業は、速く出来なくて当然です。
普段使わない筋肉を使うので、体中が痛くなるのも当然です。
なのに1日で「これは自分には無理だ」と判断してしまいます。
また、農業は天候等にかなり左右される仕事ですから、当然その日によって作業量・収穫量は全然違ってきます。
たまたま初日が悪いコンディションだったのかもしれないのに早々に去るのはもったいないです。
それに、初日には色々な書類を書かされます。
契約書、払い込みに必要な口座情報、FTNや雇用年金基金の書類・・・
ファーム側もこれをきっちり事務処理しなければなりません。
なのにそれを処理する暇もないまま、「もうやめます。今日の分だけ給料下さい」と言っても、ファーマー側も困るわけです。
すると「ちゃんと払ってくれない!ここは最悪のファームだ!みんなも去った方がいいよ!」と喚きだすんですね。
「おいおい・・・」って思います。

 

じゃあどう探せばいいの?

1.まずはファームが多い町を探しましょう

Harvest Trail というファームジョブ探しのためのガイドブックが毎年オーストラリア政府から発行されているので、基本はそちらを参考にします。
ネット上でも閲覧できますし、各町のインフォメーションセンターなどでも無料配布されています。
町の特徴、行き方、取れる果物・野菜、労働者のニーズがある時期のほかに、キャラバンパーク情報、職業案内所の情報も載っています。
だいたいキャラバンパークが沢山ある町は、季節労働者が多い傾向にあります。

 

2.現地の最新情報を聞いてみる

次に、気になった町のキャラバンパークや職業案内所やインフォメーションセンターに電話をして近況を聞いてみましょう。
最初は緊張しますが、みんな親切に答えてくれるのでドンドン挑戦しましょう。
Harvest Trailに書いてある収穫シーズンは例年の平均値です。
その年の気候により1ヵ月以上のズレが生じていたり、洪水や雹などで壊滅的な状況になっていることもあります。
「あと2週間後くらいから収穫シーズンだよ」「今は何も仕事がないよ」という現地の生の声がなによりも大事です。

ここで知っておきたいのがキャラバンパークには2種類あるということ。
1つは完全な観光客向けのもので、値段設定も高く、セキュリティ面・衛星面もキチンとしているキャラバンパークで、BIG4やTop Touristなどのチェーン店もこちらに分類されます。
そしてもう一つが、季節労働者向けの休めで簡素なキャラバンパークで、場所によっては仕事の紹介や送迎等もしています。
観光客向けのキャラバンパークにいくら問い合わせても、嫌がられてしまうだけで何も情報は得られないので注意しましょう。

 

3.実際に現地にいってみる

シーズン中、もしくはあと1~2週間でシーズンに突入するという情報を得たら、現地に突入です。
町によってはアコモデーションの数が少なく満室のことも多いので、できればこちらも先に聞いておきたいところ。
バックパッカー宿、キャラバンパーク、シェアハウスなど宿泊方法は沢山ありますが、とりあえずどこでもいいので空きがある所に入りましょう。
仕事にありつけなかったら移動するかもしれないので最長でも週払い程度にとどめておき、本格的に住居を選択するのは仕事が見つかってからにするのがいいと思います。

 

4.ウェイティングリストに入れてもらう

ここからは町によって異なります。
・それぞれのアコモデーションで仕事の順番待ちに登録する。
・町の職業案内所で順番待ちに登録する。
・自分からファームを訪ねて空きがないか聞いて回る。
・コントラクターにつく

町によっては、個々でファームを訪問するのを嫌って「必ず職業案内所を通してください」と看板が出ているところもあります。
逆にそんな施設はなく、アコモデーションの斡旋がメインになっている町もありますし、どちらも無く、自らファームを探すしか手段がない町もあります。

また、コントラクターといって、その辺一帯の提携ファームに毎朝必要な人数のワーカーを送り込む、言わば日雇い業者みたいな人がいて、その人の下で働くという手段もあります。
コントラクターを毛嫌いしている人も多いようですが、規模の大きいコントラクターの下で働くと、今日はこっちの野菜ファーム、明日はあっちの果物ファームといった具合に、色んな経験を積むことができるので楽しいです。
毎回メンツも違うので、沢山の人とコミュニケーションが取れるのも魅力的です。
また、コントラクターによってはシェアハウスを提供しています。
ここに宿泊してコントラクターに気に入られると、早々にスーパーバイザーなど高時給の仕事を割り当てて貰える可能性もでてきます。

上記のどの手段をとればいいのか分からない場合は、その町のインフォメーションセンターに行って聞いてみるのも手です。
インフォメーションセンターによっては、ファームのリストやコントラクターの連絡先まで教えてくれます。(受付の人次第です。。。)

 

5.継続的に聞くこと

一度ウェイティング・リストに追加してもらっても、そこからただ待つだけではダメです。
職業案内所の人も、ファームの人も、アコモデーションの人も、コントラクターも「空いたら連絡するね」と必ず言いますが、連絡がくることはほぼありません。(来た試しがない笑)
ちょっとしつこいかな? と思うくらいでいいので「まだ空きはない?」と聞き続けましょう。
強者は毎日聞きにいきます。
「お金がホントに無くて困っているんだ」というような私事情も話すと、相手も人間なので、情で優先的に仕事をくれたりします。
ただしウソはつかないようにしましょう。
ウソがばれたら、その後二度と紹介してもらえなくなります。
特に韓国人に多いのですが、経歴を偽ったり、車が無いのに有ると言ったり、ビザの有効期限をごまかしたり、、、そういったケースが多発しているのでファーマーやコントラクター、職業案内所からコリアンが嫌われているという現状があります。
自分の後につづく日本人ワーホリメーカー達のためにもそういったウソはやめましょう。

 

とにかく積極的に

というわけで、簡単に仕事を探す流れを書きました。
誰だって最初は不安で何もわかりませんが、みんな探していくうちにどんどん成長して強くたくましくなっていきます。
そのうち世界中のどこでも生きていけそうな気さえしてきちゃいます。

なので弱気になって業者に頼んだり、人任せに行動したりせずに、積極的に行動してみてください。
せっかくのワーキングホリデーですから苦労もいっぱい体験しておきましょう!
いろんな恥をかいたり、時に辛くて涙しても全部いい思い出になりますよ♪

 

 

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これ書いている人

大学留学(米)、ワーキングホリデー(豪)、バックパッカー(東南アジア)、ツアー添乗員(国内)などの経験を色々経てきた結果、数ヶ月単位の長期旅行じゃないと物足りなくなり、定期的に旅行のために会社を辞めるのがデフォルトのライフスタイルに。
とは言え、そんなに頻繁に無職になるのは生きにくいので、『脱!時給・雇われの自分』を目指してアフィリやHYIPに手を出した人。(⇨目標達成して毎日のんびりライフ満喫中)
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