オーストラリのワーキングホリデーで稼ぐ7つのコツ

オーストラリアのワーキングホリデーと言えばファームジョブ!
ファームで6ヶ月以上働けば、通常1年しかないワーキングホリデー期間を2年に延長申請出来るようになったので、ほとんどのワーホリメーカー(ワーホリする人)はファームの仕事に従事するようになりました。

というわけで今回は、オーストラリアでファームジョブをしまくった私が、ファームジョブ(フルーツピッキング等)で上手に稼ぐコツを紹介したいと思います。

ワーキングホリデーを計画中の人も、すでにワーキングホリデー中の人も是非参考にどうぞ!

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ファームジョブは稼げるという噂は本当?

まずはじめに、オーストラリアのファームジョブは日本で働くよりも稼げるという噂があるけど、これは本当なのか嘘なのか。

結論から言うと、これは本当です。

ただし、全員が稼げるわけじゃなくて、条件の良いファームに出会えた場合や、あなたの農業スキルや収穫スキルが高い場合、運良く農作物が豊作だった場合に限ります。

パワフルに稼ぐ人は1週間に1000〜1500ドルくらい、そこそこ稼げる人は1週間に700〜950ドルくらいな印象です。

ちなみに私(運動神経ゼロの♀)は全部で10種類くらいの農作物のファームジョブをしましたが、最高に稼げた週で1000ドルくらい、最低な週は150ドルくらいで、平均すると週680ドルくらいだったように思います。(税金天引き後の手取り給料で)
だいたい1週間200ドルくらいのアコモデーション(宿泊施設)に彼氏と2人で寝泊まりしていたので、一人あたり100ドルとして、毎週680ドル−100ドル=580ドルが増えていくわけです。
当然、ガソリン代とか食費とか諸々かかるので、実質貯金に回せるのは週に400ドル程度ですが、月に換算すると1600ドルほど貯金ができちゃうわけです。
彼氏と合算すると毎月3200ドルの貯金!
というわけで途中でバケーションとか買い物とかちょくちょくしても、1年間だけのワーホリでも100万円以上の貯金が余裕で出来ちゃうので、多くのワーホリメーカーさんは、帰国の際についでに色んな国に旅行に行きます。私達もしました。

 

ファームジョブでうまく稼ぐ7つのコツ

色々なファームジョブをしていくうちに、「あーこの方が稼げるな」とかファーム探しのコツとかが分かってくるわけですが、1〜2年しかないワーホリなので、だいたいコツがわかってきたころには終盤にさしかかっています。笑
最初からコツを知っていれば効率よく稼げるので、知っておくといいことをまとめてみました。
詳しくは後で解説していきます。

①最初のうちはワガママを言わないこと

②日本人はアワリー(時給制)を選べ

③初期費用に余裕があるなら車を買え

④農作物の収穫シーズンは常に情報収集を

⑤オーストラリア人以外が経営するファームは避けろ

⑥身長が高い人と仲良くしておけ

⑦1週間働いてダメだと感じたらすぐに次を探せ

それでは1つずつ詳しく書いていきます。
かなり長くなりそうなので、途中から雑になったらごめんなさい。

 

①最初のうちはワガママを言わないこと

ファーマーさんの立場になって考えれば当然ですが、何でもやってくれる人は重宝されるし好かれるので、同じファーム内でも「いい仕事」を回して貰える確率がグンとあがります。
気に入られればスーパーバイザー(監督役)に任命されて、ただ皆が働くのを監視するだけで楽々高給を稼ぐことも可能になるので、ワガママを言ってファーマーさんやスーパーバイザー、コントラクター(仕事の仲介人)を困らせるのは厳禁。
特にコントラクターから仕事を貰って働く場合は(農業の日雇い派遣みたいな)、それによって貰える仕事にも給料にも雲泥の差が出てくるので特に気をつけるべきです。

 

②日本人はアワリー(時給制)を選べ

残念なことに、日本人はコントラクト(歩合制)であまり稼げない人が多いです。
小さい頃からずっとサッカー続けてるんで体力にはめっちゃ自信ありますから!って言う男性でも、他国の女性陣にあっさり抜かれて最下位になったりします。。。
多分ですけどね、日本人は几帳面で丁寧過ぎなんです。
ファーマーさんの言うやり方をしっかり守るし、農作物を気遣って丁寧に扱うのでスピードがどうしても出ないんです。
要領よく手が抜ける大雑把な人にはコントラクトもアリですが、ザ・A型タイプの真面目な人はアワリー(時給制)を選ぶのが無難です。
アワリーのほうが給料も安定するので「安定」を好む日本人向きです。笑
とはいえ、コントラクトの仕事は周りの人との競争で楽しい面もあるので、一度は体験してみてください。

ちなみにコントラクトに強い人は、移民で長年働いている人と韓国人ワーホリメーカーです。
移民の人達は長年それで生計を立てているわけなので太刀打ち出来なくて当然ですね。
そして何故かコリアンは男女ともに異様に速い人が多いです。
ワーホリ期間が過ぎても不法滞在している人が多いNo.1の国も韓国なので、実は2年以上働いている達人という可能性もありますが。。。
 

③初期費用に余裕があるなら車を買え

ファームジョブをしていく上で、車が有るのと無いのでは就職率にかなりの差が開きます。
なぜならオーストラリアの田舎町はとても広大で、アコモデーション(宿泊施設)から歩いたり自転車で通えるファームなんてほぼ無いからです。
ファームとファームの間隔だって何キロもあるわけですから、働けるファームを探すにしても、車が無いと話になりません。
「車がある」というだけですぐに雇ってくれるコントラクター(仲介人)も多いですし、「車がある」ことが最低条件だとするファームも多いです。

では車が無い人はどうしているかというと、車を持っているワーホリ仲間に同乗させてもらったり、仕事を斡旋してくれるアコモデーションに宿泊して毎日有料送迎を利用してファームに通うわけですね。

仲間に同乗でやっていくには、本当に仲のいい仲間じゃないと人間関係で苦労しますし、行き先も仕事選びも自分の意見や希望では決められないのでストレスがたまると思います。

また仕事を斡旋しているアコモは農作物のシーズンになるとほぼ満室になるので競争率が高く、そして宿泊費が割高で、そのくせあまりいい仕事は無いので、宿泊費と送迎代ばかりが嵩んで赤字になるパターンが多いです。

中古の安い車なら10万円程度(1000ドル程度)から購入が可能なので、初期費用が50万円以上ある人は、ちょっとキツくてもまずは車を買うことをオススメします。(ワーホリの人が集まる町のスーパーの掲示板やアコモの掲示板に販売情報が溢れているほか、Gumtreeという中古商品の個人売買サイトでの購入もおすすめ)
事故でも起こさないかぎり、あっという間に元は取れますし、帰国前にはほぼ同額で売れるので買わなきゃ損です。

 

④農作物の収穫シーズンは常に情報収集を

ハーベストトレイルという季節労働者向けの冊子を毎年政府が発行しています。
これには季節労働が盛んなエリアとその地域で取れる農作物、またその農作物の仕事があるシーズンが見やすくまとめられていて、さらにはそのエリアの宿泊施設等の諸情報も掲載されている、いわばファームジョブの辞書的なものなので必ず入手しておきましょう。
各町のインフォメーションセンターや職業案内所等で配布されています。(政府サイトからPDF版をDLすることも可能ですが、冊子の方が見やすいです。)

ただしこの冊子は「例年であれば」の時期しか書かれていません。
毎年気候によって収穫シーズンは前後しますし、洪水等の自然災害被害で大幅にシーズン情報が変わることも多々あります。
また作物の収穫シーズンは同じ町でもファームによっても差があり、自然が相手なのでファーマーさんにだって収穫スタートが5日後になるのか10日後になるのかはギリギリまで分からないんです。

じゃあどうすればいいのかというと、直接聞いてまわるのが一番です。
各町にはインフォメーションセンターという観光案内所があるので、そこで「○○の収穫って始まってそう?何時頃になりそう?」と聞いてみるのもいいですし、ファームジョブを斡旋しているアコモデーションに電話をして「仕事ある?」と聞いたり、ファームや職業案内所に直接出向いて聞いたりして、常に最新の情報を手に入れておきましょう。
直接ファームに出向いて聞く場合や、職業案内所に行って聞く場合、ウザがられるほどしつこく数日おきに聞きに行っても構いません。
顔を覚えてもらえれば、情で仕事も貰いやすくなります。
同様に、仲間内からもこういった情報は常に聞いておきましょう。

収穫シーズンがスタートしてからその町に行っても、いい仕事はほぼ埋まっていてありつけません。
そして、いい仕事は途中離脱する人も少ないので、空きを待つというのも得策ではありません。
ファームジョブ探しはスタート時期を見極めて移動することがかなり重要なんです。

 

⑤オーストラリア人以外が経営するファームは避けろ

英語が全く出来ないけどワーキングホリデーに挑戦するという人は結構います。というかほとんどそんな感じです。
チャレンジすることは大切なので大いに賛成なのですが、英語が出来ない人はどうしても不安があるので「英語が出来なくても働ける環境」に吸い寄せられていきます。
ジャパレス(日本食料理)のお店だったり、日本人客向けの旅行ガイドだったり。
それはなにも日本人に限ったことではなく、韓国人は韓国語が通じるオーナーさんの居る所で働くし、イタリア人はイタリア語が通じるオーナーさんの下で働くことが多くなります。
で、そういうお店やファームは総じて賃金が安いです。
賃金を安くしても働き手がいっぱい集まるので高くする必要がないからです。
そして適切な労働基金加入や納税をしていない事も多いので、何かあった時に面倒なことに成り兼ねません。(仕事中にケガをしても労災で払ってもらえないとか)
給与面でも安全面でも可能な限りオーストラリア人が経営するファームを選ぶのが吉です。

 

⑥身長が高い人と仲良くしておけ

一般的に、ですが、野菜よりもフルーツの仕事の方が給料がいいです。
トマトよりはチェリー、ブロッコリーよりレモン。
というわけでフルーツピッキング(フルーツの収穫)は人気があります。(響きもいいし)
ところが木になっているフルーツ類は、背の高さや手の長さも必要なので、ファーマーさんはなるべく高身長な人をチョイスします。
脚立の上で無理な態勢で収穫してケガでもされたらたまりませんからね。
こうなると身長180オーバーがゴロゴロいる欧米のワーホリメーカーさんたちが圧倒的に有利なので、欧米人はフルーツ、アジア人は野菜、という暗黙の区分けが存在してしまっています。
(低木なブルーベリーや、かがんで収穫するメロン等もあるので一概には言えませんが。)
というわけで、身長が低いとそれだけで選べる仕事の種類がガクンと減ってしまうわけです。
でもでも! 仕事探しの時に、高身長の人が多いグループに混ざって回った場合は「まぁ少しくらい身長が低い子がいても他がカバーできるからいいか」となって採用されることも!
というわけで、もしあなたの身長が低く(170以下)、フルーツピッキングを希望する場合は、なるべく高身長の仲間を作っておいて一緒に仕事探しをすることをオススメします。

 

⑦1週間働いてダメだと感じたら次を探せ

誰でも最初は下手(へた)です。
はじめてのキャベツカッティング、はじめてのアップルピッキング、はじめてのウィーディング(草むしり)、ファームによって使う用具も違えばルールも違うので最初はなかなか上手く出来なくて当たり前です。
なので周りの人達が自分よりも先にはじめている先輩さんなら、あなたがビリになるのも当たり前です。
だけどもしそれがコントラクト(歩合制)の仕事で、1週間続けた時点でも何も上達せず、誰の成績も抜けないようなら、他の仕事を探すことも考えましょう
人には向き不向きがあるので、向かない仕事があるのは仕方がありません。
これを低賃金で続けるのは経済的にもメンタル的にもしんどいですし、時間がもったいないので次の仕事探しへ思考を切り替えましょう。
アワリー(時給制)の仕事であればそのまま続けていてもいいと思います。

また、自分のスキル以外にも、全体の平均的な収穫量が少ないと感じたら移動するべきです。
5人くらいで十分な作業量なのに15人くらい働いているファームがよくあるのですが、こういうファームでは一人あたりの収穫量が少ないので歩合ではほとんど稼げません。
アコモデーションから斡旋されるファームがだいたいコレですね。
アコモデーションとしては宿泊費や送迎費が稼げるので、ファーム側が文句を言わない限り必要人数以上を送りつけてきてワーカーの人数が過剰になるわけです。

1週間としたのには、見極める時間がある程度必要という理由以外にもうひとつ、賃金が受け取りやすい・各種書類にサインしてもらいやすいというメリットがあるからです。
ファーム側は、あなたに賃金を払うために、あなたの名前や住所、TFN(納税者番号)の登録、労働者基金への登録といった面倒な事務処理を行う必要があります。
これがたった1日〜2日だけ働いただけの、しかも教えることばかりが多くて仕事がほとんど出来ない人に対して行うのは正直イヤなんです。
正直なファーマーさんは「払わない」と書類を突き返すでしょう。(1時間でも働けば法的には払う義務があるんでしょうけど)
働いている側も、ほとんど働いていないのに「給料くれ」とはなかなか言い難く、強気で乗り込める人以外は「数日分くらい無給でいいや」、と諦めてファームを去っていきます。
でも1週間も働くとさすがにファーマーさんも払ってくれます。
というのも、オーストラリアはワーホリに限らず現地人でも一般職であっても給料は週払いであることがほとんどなので、1週間単位で働くことで給与対象として見なしてもらいやすいんです。
1日〜2日無給で働いて時間を無駄にするよりは、1週間我慢してしっかり給料と必要なサインを受け取るのが得策だと思います。

ただし、数日中に他にもっといい仕事が見つかった場合は、数日分の給料なんてさっぱり諦めてすぐに移動してください。
ファーマーさんはいくら口約束でOKを出しても、もっといい人が見つかるとすぐに約束を忘れて他の人を雇ってしまうので、チャンスはすぐに掴んで離さない様にするべきです。

 

まとめ

1時間くらいでサラッと書き上げるつもりが3時間くらいかかりました。笑
どれも実体験に基づいた仕事探しのコツなので、これからファームジョブ探しをする人、している最中で苦労している人は上記の7つを頭に入れて行動してみてください。
ワーホリは稼ぐのが目的ではないかもしれませんが、稼げるとモチベーションも上がりますし、ワーホリ生活も充実したものになります。
上手に稼いでワーキングホリデーを満喫しましょう!

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これ書いている人

大学留学(米)、ワーキングホリデー(豪)、バックパッカー(東南アジア)、ツアー添乗員(国内)などの経験を色々経てきた結果、数ヶ月単位の長期旅行じゃないと物足りなくなり、定期的に旅行のために会社を辞めるのがデフォルトのライフスタイルに。
とは言え、そんなに頻繁に無職になるのは生きにくいので、『脱!時給・雇われの自分』を目指してアフィリやHYIPに手を出した人。(⇨目標達成して毎日のんびりライフ満喫中)
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